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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 国立新美術館(東京・港)で、建築とファッションの共通点を探る展覧会「【スキン+ボーンズ】1980年代以降の建築とファッション」が開催中だ。ロサンゼルス現代美術館(MOCA)で今年3月まで開催されていた展覧会を、国立新美術館が日本向けにアレンジしたものだ。 これまで建築とファッションはあまり接点がなく、類似性について具体的に検証されたことがほとんどなかった。今回の試みでは、21カ国40組のクリエーターによる約230の作品を取り上げ、1980年代以降の建築とファッションの流れを並列に示しながら、概念、形成、技法といった切り口から両者の共通点をあぶり出している。 会場の入り口近くで、建築とファッションの「概念の共通性」を端的に示す作品が置かれている。その一つがトルコ系キプロス人のデザイナー、フセイン・チャラヤンの「アフターワーズ」(2000-01年秋冬)である。フロアに置かれているのはいすとテーブル。ブースで放映されている映像では、「紛争で亡命を迫られる」という設定のもと、モデルたちがこれらのいすやテーブルを、“身に着けて”運び出すというストーリーを描いている。「身体を守るシェルター」という意味では、建築もファッションも共通点をもつ。ヴィクター&ロルフの「ロシアン・ドール」は、2m以上ある骨組みと布で身体を浮かせてすっぽり覆い、閉じてしまう。ある意味ショッキングなこの作品では、衣服を外殻あるいは構造物と呼ぶことができ、建築とファッションの境界があいまいになっている。 PR |
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