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07年、ファッション関係の新刊書は著名デザイナーの評伝が目についた。いずれも内外のファッションをリードした人物。その一方、ブランドをテーマにした本も。デザイナーとともにブランドがファッションを動かす。その現状の反映のようだ。

 

写真

07年刊行の、主なファッション関係の本

 『ジョルジオ・アルマーニ』(レナータ・モルホ著、日本経済新聞出版社)は初の本格的評伝。医学生から兵役をへて百貨店に転じた青年が、世界有数のブランド帝国を築くまでを描く。男女の性差を融合させた流麗なスタイルは、すべてを細部まで自ら確認する「究極の完璧(かんぺき)主義」によって生み出されたという。

 『ピエール・カルダン』(シルバナ・ロレンツ著、駿河台出版社)は、イタリア移民の少年がパリのモード界に駆け上がった軌跡を追う。宇宙服のような作品を発表し、ライセンスビジネスも積極的に展開。中国にもいち早く進出した。高級レストランの経営を手がけ、芸術のパトロンでもあった。奔放な活動の裏側に、アルマーニにも共通する孤高な姿が浮かぶ。

 「VAN」で一世を風靡(ふうび)した石津謙介の評伝も刊行された。『アイビーは、永遠に眠らない』(花房孝典著、三五館)の著者は、アイビーを愛好し、石津と親交のあった編集者。日本のメンズファッション文化への石津の功績が正当に評価されるべきだと訴える。

 これらの評伝は、20世紀後半のファッションの記憶が歴史に繰り込まれつつあることの証左だろう。『20世紀ファッションの文化史』(成実弘至著、河出書房新社)は、「先駆的存在」のチャールズ・ワースから「アンチモード」のマルタン・マルジェラまで10人のデザイナーを軸に、ファッション史を考察。同時代の文化や思潮との関連を踏まえて「人間の欲望や意思をもっとも雄弁に物語る表現手段」としての服飾デザインを読み解く。

 日本のファッション史を体験的に語るのが『ファッションのチカラ』(今井啓子著、ちくまプリマー新書)。著者は60年代から編集、商品企画などの仕事にかかわり、日本のファッションを見つめてきた。現代ファッションは「若者中心主義」や「トレンド志向」が原因で危機に陥っているという指摘が興味深い。 

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朝日新聞の記事から、、、

ファッション関連の書籍の紹介

ファッション本って実はあまりないんですよねー。

ちゅうもくしたいですよね。

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